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相続した実家が空き家になったら最初にやること7つ

空き家の悩み

親から相続した実家が急に空き家になってしまった。「何から手をつけたらいいんだろう?」と困っている方は、本当にたくさんいます。相続直後は、書類の手続きや税金のこと、そして家の管理など、やることがたくさんあります。

でも大丈夫。焦って判断する必要はありません。家を「売るのか」「持ち続けるのか」「何か活かすのか」。この大事な判断をする前に、まず今の状況を整理して、どんな選択肢があるのかをはっきりさせることが大切です。

このガイドでは、相続直後にやっておくべき7つのステップをご紹介します。順番に進めていくことで、その後の判断がしやすくなります。

1. 家の状態を細かくチェックしておく

相続した家がどんな状態なのか、正確に把握するのが最初のステップです。後で重要な判断をする時に、この情報が役に立ちます。

外回りをチェック

外壁にひび割れがないか、雨漏りしている痕跡がないか、屋根の瓦が落ちていないか。こういったことをチェックしておきましょう。特に雨漏りは放っておくと家が急速に傷んでしまうので、早めに気づくことが大事です。

スマートフォンで写真を撮っておくのがおすすめです。後から見返す時に、当時の状況を思い出しやすくなります。

家の中もチェック

床がへこんでいないか、壁にカビやシミがないか、畳やフローリングが傷んでいないか、水道や電気、ガスは使えるか。細かいことかもしれませんが、こういった情報が後で「修理が必要かどうか」を判断する時に必要になります。

庭や周りのこともチェック

庭がどんな状態か、お隣の家との距離はどのくらいか、境界はどこまでか。こういった周りのことも見ておくといいでしょう。

大切なのは「今の状態を正確に知っておく」ということです。完璧な調査をする必要はありません。スマートフォンでの撮影と簡単なメモがあれば十分です。

2. 「これは誰のもの?」を法務局で確認する

法務局で「登記簿謄本」という書類を取得して、その家が法律的には誰のものなのかを確認します。この作業は後で家を売ったり活かしたりする時に必須になります。

誰の名義になっているか

登記簿には「今、この家を所有しているのは誰なのか」が書かれています。親が亡くなった後も名義が親のままになっていることがほとんどです。

ローンや担保の有無を確認

重要なのが「ローンや担保が残っていないかどうか」です。もしまだ住宅ローンが残っていたり、何か担保に入っていたりすれば、後で家を売ったり活かしたりする時に手続きが増えてしまいます。事前に知っておくと、その後の計画が立てやすくなります。

相続人が複数いる場合

兄弟姉妹など、相続人が複数いる場合は「誰の名義にするのか」を話し合って決める必要があります。親が遺産分割協議書(遺産をどう分けるかについて書いた書類)を残していれば、その内容に従って進めます。

法務局での手続きは難しそうに見えるかもしれませんが、実は単純です。市役所で住民票をもらうような感覚で、書類を申請するだけのことです。

3. 家に残されたもの、大事なものを整理する

実家に残されたものを整理するのは、時間がかかる作業です。でもこれを後回しにすると、後の判断がわかりにくくなってしまいます。

最初に優先するもの

大事なのが「重要な書類を見つけること」です。預金通帳、クレジットカード、保険の書類、年金の関係書類など。こういった書類があるかないかで、相続の手続き全体が変わってきます。金庫や古いタンス、机の引き出しなど、隅々までチェックしてみてください。

思い出のものと処分するもの

家に残されたもので、思い出のものと処分するものを分別していきます。兄弟姉妹がいる場合は「誰がこれをもらうのか」を事前に決めておくと、後でトラブルが起きにくいでしょう。

量が多い場合

家財がたくさんあると、自分たちだけで片付けるのは大変です。不用品回収の業者さんや引越し業者さんに頼むのもいい方法です。特に大量のものがある場合は、家を売ったり活かしたりする前に片付けを進めておくことをおすすめします。

家を空にすると確認が容易に

家の中を完全に空にすることで、その後の家の状態確認も効率的に進みます。どこに傷みがあるのか、何が必要なのかが確認しやすくなります。

4. 空き家の所有には責任が伴うことを知る

相続した家は、これからあなたの責任のもとにあります。ここを見落としている人が多いのですが、本当に大事なポイントです。

放置するとどうなるのか

家を何年も放置していると、周りに危険や迷惑をかけることになります。自治体が「空き家対策特別措置法」という法律に基づいて、指導や命令を出すことがあります。最悪の場合、市町村が勝手に家を取壊してしまい、その費用をあなたが払うことになってしまいます。

最低限の管理は必要

定期的に訪問して外の様子を見たり、雨漏りを修繕したり、庭の草木を整えたりなど、最小限の管理は必須です。長期間放置するつもりの場合は、時々は誰かが現地を訪問して「現在の状態」をチェックしましょう。

毎年、税金がかかる

空き家だからといって、税金がかからないわけではありません。「固定資産税」という税金が毎年かかります。この税金をどう払っていくのかも、決めておく必要があります。

決めておくことが大切

空き家を持つということは、それなりの責任がついてきます。相続直後に「どういう管理体制で進めるのか」をはっきりさせておくことが大切です。

5. 「税金」のことを調べておく

空き家の相続には、税金に関わることが出てきます。どんな税金がかかって、どんな割引や控除が使えるのか、事前に知っておくことが大切です。

相続税ってかかるの?

相続税は、親が残した全ての財産の合計が一定の額を超える場合に発生します。実家も含めて考える必要があります。家の古さによっては、評価額が下がることもあります。

固定資産税は毎年

空き家であっても「固定資産税」という税金が毎年かかります。これは市町村で確認できます。相続した後は、あなたがこの税金を払う責任を持つことになります。

3年以内に売ると割引がある

相続してから3年以内に家を売った場合、「空き家特別控除」という制度が使える可能性があります。これを使うと、最大3,000万円の割引が受けられることもあります。ただし、条件がちょっと厳しいので、税理士さんに相談することをおすすめします。

専門家に相談がお得

税金のことは後で考えればいいと思っていると、損をすることがあります。相続直後に税理士さんや会計士さんに相談すれば、節税策が見つかることもあります。

6. ご近所さんに「相続した」ことを伝えておく

相続直後に、近所の人たちに「うちが相続したこと」「これからどう管理していくつもりか」を簡単に説明しておくといいでしょう。これは後のトラブルを防ぐのに役立ちます。

何かあった時に頼りになる

空き家は、どうしても犯罪や不法侵入のターゲットになりやすいものです。でもご近所さんと仲よくしておけば、何かおかしなことがあった時に教えてくれることがあります。

庭の手入れが大事

もし庭の草や木がお隣に越してきたり、屋根の瓦が落ちてお隣の家を傷つけたりしたら、あなたに責任が問われます。管理を怠っていると、賠償金を請求されることもあります。

定期的なお手入れを計画

家を放置するつもりなら、定期的に掃除をしたり庭木を整えたりする計画を立てて、ご近所に迷惑をかけないようにしましょう。地域によっては町内会に相談するのもいい方法です。

人間関係が大事

今は「ご近所付き合い」が昔ほど密ではありませんが、こういう時こそ人間関係が大切です。相続直後に丁寧に挨拶と説明をしておくことで、後で心強い味方ができることもあります。

7. 専門家に相談できる体制を整える

空き家の相続は「家をどうするか」だけじゃなくて、法律のこと、税金のこと、不動産のこと。色々な分野が関わってきます。一人で判断するのは難しいから、信頼できる専門家に相談できる体制を作っておくことが大切です。

不動産会社に相談

家を売るなら、地域に根付いた不動産会社の意見が大切です。「この家はいくらで売れるのか」「売ることができるのか」「売れない場合はどう活かすのか」。こういう情報は、実際に不動産を扱っている人から聞くのが最も正確です。

税理士さんに相談

相続税が発生するかもしれないなら、税理士さんや会計士さんに相談しましょう。節税する方法があるかもしれません。早めに相談すれば、後で「こうしておけばよかった」と後悔することが少ないでしょう。

弁護士さんや司法書士さん

兄弟姉妹がいて相続人が複数の場合、家の名義をどうするか、誰がどう分けるか。こういう法律的な問題は、弁護士さんや司法書士さんに相談します。特に相続人同士の意見が違う時は、早めに相談することが大切です。

複数の専門家の意見を聞く

「売るのか」「残すのか」「何か活かすのか」。この大事な決断をする時は、色々な専門家の意見を一度に比較できると便利です。一つの不動産会社の意見だけじゃなくて、複数の視点から判断することで、最も適切な選択ができるようになります。

相談は投資と考える

専門家に相談するのにはお金がかかるし、時間もかかります。でもこれは「大きな失敗を防ぐための投資」だと考えることが大切です。

売る?残す?活かす? 判断は焦らず、まず整理を

相続した実家の空き家問題について「早く売るのか残すのか決めなきゃ」と焦っている人が多いのですが、実はそれは違います。

焦って決めてしまうと、後になって「あ、別の選択肢もあったんだ」と気づいて後悔することになりかねません。家の状態、自分たちのお金のこと、将来の生活設計。こういろんなことを全部考えて判断するには、ちゃんと情報を集めて、じっくり考える時間が必要です。

このガイドで紹介した7つのステップは、そういった判断を適切に行うための「準備作業」です。今の状況を把握して、法律や税金のことを確認して、管理体制を決めて、専門家に相談する。こういったことを順番に進めることで、本当の選択肢が見えてきます。そうすると、最終的な決断もぶれなくなります。

相続直後は「判断を急がず、整理を優先する」ということが大切です。そうしていれば、その先に見える景色は、きっと今よりずっとはっきり見えるようになっているはずです。

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